Keito Corporation

魔法のトゥシューズの慣らしについて

トゥシューズの慣らしにおいて、柔軟にするべきところはとても重要です。

そもそも正しいポアントワークが行われる場合、図の(B)の部分だけが一方的に柔らかくなります。

トゥシューズが壊れてしまう最後の最後まで、(C)(D)の部分は柔かくなってはいけません。正しくドゥミが通り、ドゥミポアントを経てポアントに至る時、最も力が加わって最も大きく変形する部分は(B)だけです。

その他の(C)(D)の部分は、正しいポアントワークが行われる限り(B)ほどは柔かくなりません。

指が伸びた状態でポアントされ続けると(C)(D)の部分に大きな力が加わることはありません。その状態のことを「引き上がっている」と言います。

もし、指が伸びた状態が保てずに、ポアントで立つというよりもむしろトゥシューズにのしかかる状態になると、トゥシューズが2つ折れになるような力がかかります。

このような立ち方の場合、(B)はさほど柔かくならず、代わりに(C)や(D)が柔らかくなります。その状態のことを「引き上がっていない」と言います。

真あたらしいトゥシューズの場合、(B)の部分は特にかたい状態です。なぜなら(B)の部分に最も大きな力が加わることは製造段階で十分理解されていますので、もっとも頑丈なつくりになっているからです。

多少かたくても、自分の足の力で(B)の部分を柔軟にしてゆくことができるのなら理想的です。しかし、そのためには単に足に十分なパワーがあるだけではだめなのです。

指がきちんと伸びた状態が実現できてこそ、本来曲がるべき(B)の部分を柔かくすることが可能になります。

足に合わないトゥシューズやバレエシューズを長期にわたって履き続けてきた方にとって、指がきちんと伸びた状態でドゥミを通すことはとても難しい動作になります。

バレエの基本中の基本の動作が難しく感じるなんて!と驚かれると思いますが、長年合わないシューズを履いてこられた圧倒的多数の方にとってはとても難しい動作になります。

バレエの基本中の基本の動作をできるだけ楽に体感していただくために、当社では(B)の部分をあらかじめ柔軟にしておくサービスを始めました。

このサービスは数百円かかりますが、足に合うトゥシューズを初めて履かれる方には絶対に必要となります。

本来柔らかくなるべきところだけを柔かくできることが、当社で柔軟にするサービスのメリットです。

(B)の部分はとてもかたいので、人の手だけで柔かくしようとしても困難です。また、その位置がずれてしまうと、それが原因でつま先を伸ばせなくなってしまいます。

当社で柔軟化したトゥシューズは、そのままで踊れます。それ以上、手を加えられますと正統なバレエが踊りにくくなるばかりかトゥシューズの寿命を早めてしまいます。

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